【新たに共生の杜】ガラスドームは保存/東京都の葛西水族園 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【新たに共生の杜】ガラスドームは保存/東京都の葛西水族園

正門から見た新水族園イメージ


 東京都建設局と東京動物園協会は、PFI事業でリニューアルする葛西臨海水族園の施設整備内容などを明らかにした。谷口建築設計研究所の谷口吉生氏が設計したガラスドームは新水族園オープン後も保存する。樹木の広場「共生の杜」を新たに整備する。

 葛西臨海水族園のリニューアルは、2028年3月のオープンを目指す。「海と接する機会を創出し、海と人とのつながりを通して海への理解を深める」をコンセプトに展示・空間演出を刷新するなど、ハード・ソフト両面で新施設へと生まれ変わらせる。

 施設は、高レベルのバリアフリー計画とユニバーサルデザインを採用する。水族園利用者以外も利用可能な樹木の広場「共生の杜」も新たに整備する。淡水生物を淡水生物館に展示するのではなく、館内で東京の川の源流から河口までを体系的に展示するなど、水辺環境と淡水生物をあわせて展示し、淡水の生態系を一体的に見学できるようにする。池沼や田んぼなど、里山の水辺環境も展示する。

 PFI事業者は、NECキャピタルソリューションを代表企業、大建設計、鹿島、安藤ハザマ、乃村工藝社、新菱冷熱工業、日プラ、日テレアックスオン、ハリマビステム、山王総合、ゼットンで構成するグループに決まっている。

 

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