【大地と木立感じる駅】北海道新幹線の新八雲駅 鉄道運輸機構 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

公式ブログ

【大地と木立感じる駅】北海道新幹線の新八雲駅 鉄道運輸機構

完成イメージ
(提供:JRTT鉄道・運輸機構)


 鉄道建設・運輸施設整備支援機構北海道新幹線建設局は14日、札幌市の同局で北海道新幹線(仮称)新八雲駅デザイン推薦書の手交式を開いた。岩村克詔八雲町長が同局を訪ね、事前に提示されていた3案の中から、「雄大な大地と木立の美しさを感じる駅」に決めたことを報告し、長谷川正明局長に推薦書を手渡した。

 同町が決めたデザイン案は、同町のデザインコンセプトである「牧場の中にある駅」に対し、森の木立をイメージした木調の縦ラインを取り入れることで、自然環境と一体感を表出した。外装の色味は黒系の落ち着いた色とすることで風景と調和させながら、飽きのこないシンプルな形状を表現している。町民などを対象としたアンケートでは、特に中高生から多くの賛同があったという。

 また、バリアフリーへの配慮や、駅舎内から広い視野で見渡せるよう、できるだけガラス張りとすることを求める付帯意見も加えた。

 岩村町長は「未来を見据えた駅舎、われわれの希望の見える駅舎になるのではないかと思い、提出させていただいた」と述べた。

 長谷川局長は「皆さんの期待を裏切ることのないように、しっかりと案に基づいて実施設計を進めていく。付帯意見に関しても、できる限り実現できるように努力していきたい」と語った。

 駅舎の設計・監理は、JR九州コンサルタンツが担当する。


【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら