三菱地所を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社は、9月6日に先行まちびらきを予定しているグラングリーン大阪(大阪市)のまちづくりが、LEED(環境性能評価システム)の街区版である「LEED-NDプラン認証」と、ランドスケープの持続可能性を評価する「SITES予備認証」を同時取得したと発表した。ともにゴールド評価で、都市公園を含む複合開発では日本初という。
緑がもたらす環境価値を五つの指標で包括的に評価・可視化するなど、サステナビリティの実現とウェルビーイングなまちづくりを目指す取り組みなどが評価された。
LEEDは米・USGBCが開発したビルト・エンバイロメントを評価する認証制度で、LEED-NDは建物単体ではなくエリアの環境性能評価を目的としている。一方、SITESは米国の認証制度で、生物多様性保全や水資源保全、省エネルギー、資源循環、ヒートアイランド現象緩和など多面的な要素を評価する。ともに審査はGBCIが行う。
同JVは、三菱地所のほか、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、大林組が出資する「うめきた開発特定目的会社」で構成している。
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