【東京五輪】無電柱化推進など連携を要請 石井国交相と小池都知事が会談 | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【東京五輪】無電柱化推進など連携を要請 石井国交相と小池都知事が会談


 石井啓一国土交通相は24日、国土交通省で小池百合子東京都知事と2020年東京五輪・パラリンピックについて会談した=写真。小池知事は、環状2号線や臨港道路南北線などの道路輸送インフラの整備、バリアフリー化の推進、水辺空間の改善などで連携を要請。「無電柱化の推進や首都高日本橋区間の地下化などインフラをいかにして見えない化するかや、ヒートアイランド対策としての遮熱性舗装、保水性舗装の整備を進めるなど、3年後に間に合わせるためにいくつもの課題があり、綿密な連携を取らせてほしい」と述べた。
 石井国交相は、「東京五輪は東日本大震災からの復興と世界を代表する成熟都市・東京をアピールする絶好のチャンスだと考えている。今後の連携に向け、東京都と事務的な協議ができる体制を構築したい」と応じた。個別課題については、「インフラの見えない化は環境・防災面で非常に重要だと認識している。遮熱性舗装や保水性舗装については、競技日程を確認して、直轄区間はしっかりやる」と述べた。バリアフリーについては、東京五輪をきっかけに全国の水準を上げることがレガシー(遺産)になると強調した。