横浜市のカーボンニュートラルポートの形成に向けた取り組みが着々と進んでいる。7月17日には、本牧ふ頭A-4岸壁で、アンモニア燃料タグボート「Truck to Ship方式」(岸壁に着岸し、ローリー車から船舶へ燃料を供給する方式)による燃料アンモニアの供給が世界で初めて行われた。燃料を供給された船舶は、世界初の商用アンモニア燃料船として、8月下旬をめどに横浜港で就航する予定だ。
市は、横浜港でのアンモニア燃料タグボートの受け入れについて、2022年5月に日本郵船、IHI原動機、日本海事協会と覚書を交わし、燃料供給の運用方法や輸送・受入れ体制の構築、安全対策などを協議してきた。
船舶の開発・建造は、日本郵船、IHI原動機、日本海事協会、京浜ドック。
船舶運航は日本海洋社、燃料供給はJERA、燃料製造・輸送はレゾナック、東京パワーテクノロジー、楠原輸送がそれぞれ担当する。