【横浜郵船ビルをホテルに転換】歴史博物館は高層ビルに再整備/日本郵船、三菱地所 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【横浜郵船ビルをホテルに転換】歴史博物館は高層ビルに再整備/日本郵船、三菱地所


完成パース

 日本郵船と三菱地所は、横浜市内にある横浜郵船ビルを全館保存の上、ホテルに用途転換する。2社が同ビル一帯で計画する大規模開発の一環。横浜郵船ビル内にある日本郵船歴史博物館は、郵船ビル東側に整備する延べ約7万2800㎡の高層ビルに移転再整備する。北側に建設する延べ約1200㎡の低層ビルには、ホテル付帯施設を設ける。

 大規模開発の整備スケジュールは、2022年から既存施設の解体工事に入る。24年に着工し、26年の完成を目指す。供用開始時期は27年以降を計画している。

 高層ビルの大部分は業務機能となる。低層部には、オープンイノベーションに関する取り組みを支援する施設やインキュベーション施設、店舗を整備する。ビルの外装は、隣接する郵船ビルの歴史的意匠に調和するようにライトグレーを基調とする。郵船ビルのコーニスラインを尊重し、建物2層分のピロティ空間も設ける。

 同開発計画の西側には、宇徳(横浜市)が延べ約8400㎡の新社屋を整備する。1階の一部には店舗を設ける。設計は石本建築事務所が担当。2月から6月にかけて既存建物を解体し、10月に本体工事に着手する。24年2月か3月ごろの完成を目指す。

 宇徳を含む3社は4日、地区の再開発を進めるため、都市計画変更を市に提案した。




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