川崎市は、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)方式を採用する「堤根余熱利用市民施設整備事業」を総合評価一般競争入札した結果、ユニ・アジアキャピタルジャパンを代表企業とするグループに決めた。構成企業は、露木建設、静岡ビル保善、ショウエイ、スポーツインテリジェンス。協力企業は、環境デザイン研究所。落札金額は48億4674万7349円(税別)。総合評価点は611.3点(1000点満点)だった。11月に基本協定、12月に事業仮契約を締結予定。
入札には2者が参加した。落札者以外の入札者は、イチケンを代表とするグループだった。
同事業では、温水プールを備えた「堤根余熱利用市民施設(ヨネッティー堤根)」をBTO方式で建て替える。事業範囲は施設整備、開業準備、運営、維持管理。
新施設は温水プール(25m×6レーンなど)やトレーニングルーム、会議室、温浴施設、事務室、機械室などを備える。規模は延べ2700㎡を想定する。
25年3月に本契約を締結し、契約締結日から28年12月にかけて設計、既存解体、新築工事を進める。29年1月から3月までの開業準備期間を経て、4月の開業を目指す。44年3月まで維持管理・運営する。
建設地は川崎区堤根73-1、73-7の敷地5575㎡。