兵庫県西脇市は7日、同市初となる民間活力を利用した「西脇市高松地区産業街区整備事業」の事業者選定に当たって公募型プロポーザルを公告する。参加表明書は12月13日まで土地利用推進室で受け付け、2025年2月中のプレゼンテーションとヒアリングを経て、3月7日に特定する。
参加資格は、単体かJV。過去10年間で企業を誘致した事業区域面積3ha以上の産業用地を整備した実績など。事業者には、土地利用計画、事業工程計画、事業実施体制、想定する立地企業の業種、周辺地域への影響に対する対応、市に求める役割についての提案を求める。
高松地区の敷地10haを対象に、民間活力を利用した産業街区の形成を進める。事業者は、用地買収、計画策定、設計、開発許可等申請、造成工事、企業の誘致と宅地分譲など一連の業務を担う。土地利用については、製造業を中心とした工業と商業などの産業を誘導し、未利用地の活用を目指す。建築物の用途は工場や、工場で製造した食品や物品を販売する飲食店で、規模は、敷地面積5000㎡以上、高さ20m以下などを定めている。
対象区域は市街化調整区域となっており、地区計画制度を活用して産業街区を形成する。8月から住民説明会を開くなど合意形成を進めており、12月に都市計画決定する。
事業者の決定後は、25年4月から用地買収、基本計画策定、企業誘致に着手し、26、27年度に造成工事、28年度以降に建築工事、操業開始を予定している。