愛知県尾張旭市は、市にゆかりのある50代の会社経営者(匿名希望)から市民プールの全面改修について寄付の申し出を受け、基本合意を結んだ。市によると、「全面改修費は約5億-6億円が見込まれるが、寄付を申し出た篤志家が工事などの費用を全額負担する」という。2024年度内に細目を定める覚書を締結し、基本設計と全体事業費を積算する。25年春以降に着工し、26年6月の完成を目指す。
市を通じて経営者は「地域の子どもたちにきれいなプールで楽しく、安全に遊んでほしいと同時に、子どもたちが親になった時に自分の子どもを連れて遊びにいけるプールを残しておきたいと思い、寄付を思い立った」とメッセージを寄せた。
市民プールは1979年に開業した。50mプール(9コース)や25mプール(7コース)などで構成する。所在地は上の山町間口2485の敷地1万4484㎡。