【電動マイクロショベルを共同開発】今年度内にも市場導入 コマツ、ホンダ | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【電動マイクロショベルを共同開発】今年度内にも市場導入 コマツ、ホンダ

 コマツと本田技研工業(ホンダ)は、ホンダの交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack」(モバイルパワーパック)を使ってコマツのマイクロショベルを電動化するための共同開発について、基本合意を結んだ。2021年度中の市場導入を目指す。

電動マイクロショベルの試作車


 モバイルパワーパックでさまざまな建機・機材を相互使用できるようにするバッテリー共用システムも検討する。

 共同開発では、管工事や造園、農畜産など、人や樹木・花卉(かき)と密接した作業現場での利用が多いコマツのマイクロショベル「PC01」に、モバイルパワーパックや電動パワーユニット(eGX)を搭載して電動化する。交換式モバイルパワーパックの特長を生かし、充電を待たずに電動機器を使い続けられる。

 電動マイクロショベルを市場導入後、両社で土木・建築現場にモバイルパワーパックを供給してバッテリー交換するといったアフターサービスも含めた電動建機サービスについて実証実験を進める。

モバイルパワーパック


 将来的には、ほかのマイクロショベルや1tクラスまでのミニショベルの電動化も共同開発するほか、土木・建築現場で使われるさまざまな機材をモバイルパワーパックで電動化したり、海外市場への展開なども共同で検討する。



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