テクノロジーやアイデアでまちに、にぎわいと居場所を創り出し人を中心にソフトの視点からまちづくりを提案するULTRA PUBLIC PROJECTが、新たな公園の可能性を具現化する舞台装置「PARK PACK」を東京都港区の東京ミッドタウン芝生広場に設置した。11月4日まで開催中の東京ミッドタウンデザインタッチ2018の会期中、さまざまな人や企業と協働し、リビングや美術館、ステージ、映画館などさまざまな表情を持つ公園の新たな可能性を提示している。
ULTRA PUBLIC PROJECTは、ライゾマティクス・アーキテクチャーとティー・ワイ・オー、電通ライブ、日建設計、プロペラ・アンド・カンパニーが参画。PARK PACKは、5つのキューブ型コンテナが、サインやワークショップ、モジュール、エキップメントそれぞれの役割を持ち、公園の過ごし方をサポートする。
未来の公園の多様なアクティビティーを体験可能にするツールとしてデザインされた“モジュール”は、日建設計と東大の舘研究室、川上産業が共同で研究開発。プラパール素材のパーツを組み合わせてゲートやテーブル、いすになるほか、フリーフォームは3種類の幾何形状をひも状のジョイントでつなぐことで、子どもの創造性を誘発する。
このほか、夜はイルミネーションスポットとなり、次世代モビリティーによる新たな移動体験、スポーツフィールド、ディスコ、写真スタジオなどのコンテンツを用意。未来の公園を感じさせるシーンをつくりだす。また、IoT(モノのインターネット)を活用して来園者の行動などを把握。データを生かして、さらに公園の可能性を広げる取り組みを展開することも視野に入れている。
公式ブログ
【未来の公園を感じる!】東京ミッドタウン芝生広場に「PARK PACK」 11/4まで
[ 2018-10-24 ]