戸田建設は、労働災害防止を目的とした「切羽安全監視システム」を開発した。AI(人工知能)画像解析技術を使って切り羽の立入禁止範囲内に存在する人物を検知し、周囲の工事関係者に視認性の高い光と音で知らせるとともに、現場事務所などの離れた場所からカメラ映像により作業状況をリアルタイムで監視できる。安全性が飛躍的に向上する。施工現場に試験導入し、実用性を確認した。
切り羽での安全対策は一般的に立入禁止範囲をテープなどで明示し、専任配置した監視責任者が常時監視している。しかし、立ち入りに気づかないなどの人為的ミスや、ずり出しなどの重機出入りが激しい作業ではテープなどによる明示ができず、立入禁止範囲が曖昧になるなどの課題があった。
そこで新システムを開発し、NEXCO西日本発注の「新名神高速道路宇治田原トンネル東工事」に試験導入した。
カメラ映像から特定の目印をAIで認識して、切り羽の立入禁止範囲を判定し、存在する人物を判別する。切り羽監視責任者の負担軽減を図るとともに、人為的な見落とし防止につなげる。
切り羽の立入禁止範囲内に存在する人物を検知すると、切り羽面に向かって明るい光を照射するとともに、ブザー音で警告。工事関係者に視覚で直感的に伝え、効果的な安全対策を実現する。
工事管理者は、現場事務所などの離れた場所からでもカメラの映像により切り羽への立入状況や作業状況をリアルタイムに確認できる。不安全な行動や状態を即時に把握し、是正することで、安全性が向上する。
開発システムを複数の山岳トンネル現場に試験導入しながら、改良や多機能化を図る。実用性の高いシステムへとブラッシュアップして、山岳トンネル工事のさらなる安全性向上を目指す。
切り羽での安全対策は一般的に立入禁止範囲をテープなどで明示し、専任配置した監視責任者が常時監視している。しかし、立ち入りに気づかないなどの人為的ミスや、ずり出しなどの重機出入りが激しい作業ではテープなどによる明示ができず、立入禁止範囲が曖昧になるなどの課題があった。
そこで新システムを開発し、NEXCO西日本発注の「新名神高速道路宇治田原トンネル東工事」に試験導入した。
カメラ映像から特定の目印をAIで認識して、切り羽の立入禁止範囲を判定し、存在する人物を判別する。切り羽監視責任者の負担軽減を図るとともに、人為的な見落とし防止につなげる。
切り羽の立入禁止範囲内に存在する人物を検知すると、切り羽面に向かって明るい光を照射するとともに、ブザー音で警告。工事関係者に視覚で直感的に伝え、効果的な安全対策を実現する。
工事管理者は、現場事務所などの離れた場所からでもカメラの映像により切り羽への立入状況や作業状況をリアルタイムに確認できる。不安全な行動や状態を即時に把握し、是正することで、安全性が向上する。
開発システムを複数の山岳トンネル現場に試験導入しながら、改良や多機能化を図る。実用性の高いシステムへとブラッシュアップして、山岳トンネル工事のさらなる安全性向上を目指す。