熊本県は、基礎研究から研究開発、技術革新までの一連のプロセスを産学官が連携して実践する拠点「サイエンスパーク」の概要をまとめた。半導体関連企業が集積するセミコンテクノパーク(合志市、菊陽町)の近隣に新設する産学官連携拠点を中核として、必要な機能を複数の拠点で分担する「分散型」のサイエンスパークを目指す。
県が公表した「くまもとサイエンスパーク推進ビジョン」によると、半導体のサプライチェーンを構成する企業だけでなく、将来的な社会実装が期待されるAI(人工知能)、自動運転、ロボットなどの分野の半導体ユーザー企業をセミコンテクノパークの近隣エリアや周辺の工業団地に誘致する。
新たな産学官連携拠点となる「イノベーション創発エリア」では、スタートアップ企業の支援や半導体人材育成に特化した大学・研究機関の誘致、物流拠点などの整備を計画する。同エリアの開発許可をはじめとする各種行政手続きをワンストップで提供する「パークマネジメント法人」の設立を今後検討する。事業者は2025年度に公募開始する見通しだ。
サイエンスパークの実現に当たり、交通利便性の高いJR豊肥本線と空港アクセス鉄道の沿線を中心に、住宅やホテル、商業施設、飲食店、インターナショナルスクールなどが立地できる環境を整備する。また、基幹となる道路ネットワーク強化や自動運転バス、BRT(バス高速輸送システム)、新たな大量輸送システムの導入、鉄軌道の充実化なども検討する。
今後は、実証フィールドの環境整備、人材育成・確保の取り組み強化、産学官連携の推進などに対し、国家戦略特区制度に基づく規制・制度の緩和などを積極的に活用する。ビジョンの策定支援は三井不動産が担当した。
県が公表した「くまもとサイエンスパーク推進ビジョン」によると、半導体のサプライチェーンを構成する企業だけでなく、将来的な社会実装が期待されるAI(人工知能)、自動運転、ロボットなどの分野の半導体ユーザー企業をセミコンテクノパークの近隣エリアや周辺の工業団地に誘致する。
新たな産学官連携拠点となる「イノベーション創発エリア」では、スタートアップ企業の支援や半導体人材育成に特化した大学・研究機関の誘致、物流拠点などの整備を計画する。同エリアの開発許可をはじめとする各種行政手続きをワンストップで提供する「パークマネジメント法人」の設立を今後検討する。事業者は2025年度に公募開始する見通しだ。
サイエンスパークの実現に当たり、交通利便性の高いJR豊肥本線と空港アクセス鉄道の沿線を中心に、住宅やホテル、商業施設、飲食店、インターナショナルスクールなどが立地できる環境を整備する。また、基幹となる道路ネットワーク強化や自動運転バス、BRT(バス高速輸送システム)、新たな大量輸送システムの導入、鉄軌道の充実化なども検討する。
今後は、実証フィールドの環境整備、人材育成・確保の取り組み強化、産学官連携の推進などに対し、国家戦略特区制度に基づく規制・制度の緩和などを積極的に活用する。ビジョンの策定支援は三井不動産が担当した。