八千代市/実績要件に6000㎡超免震/新庁舎3件4月30日まで受付 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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八千代市/実績要件に6000㎡超免震/新庁舎3件4月30日まで受付

完成イメージ
 千葉県八千代市は4月17日、八千代市新庁舎建設(建築)工事、同(電気設備)工事、同(機械設備)工事の総合評価一般競争入札3件を公告した。建築の実績要件には2010年度以降に延べ6000㎡以上の銀行、本社ビルまたは庁舎と免震構造の建物を新築か改築、増築したことを求める。いずれも質問と参加申請書は30日まで、技術提案書は5月28日まで受け付ける。7月18日に開札する。
 3件とも参加形態は単体か2、3社JV。建築の単体とJV代表企業には建築一式工事1600点以上であることを求める。JV構成員は同800点以上で、県内に本店か支店、営業所があること。
 概要は、免震S造5階建て延べ1万3211㎡の新庁舎と公用車車庫の建築、設備、外構の各工事一式。予定価格は建築が78億0560万円(税込み、以下同)、電気設備は23億1990万円、機械設備が25億8720万円。議会付議案件で、調査基準価格と失格基準価格を設ける。工期は27年12月28日まで。
 新庁舎は、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証取得を目指す。設計は類設計室が担当した。八千代市新庁舎整備事業支援テクニカルアドバイザリー業務も同者が担当している。
 建設地は市役所敷地(大和田新田312-5)約2.5ha。現在の北側駐車場部分に建設する。
 市庁舎建設の事業手法を巡っては当初、基本設計先行型DB(設計施工一括)方式で進めてきたものの、実施設計と施工を一括した「八千代市新庁舎建設工事」の入札が入札参加者の辞退により中止となった。
 市はこれを受け、23年10月に設計施工分離発注方式(従来方式)に変更している。