7月の組合設立目指す/28年10月着工、竣工は33年/九段南一丁目北街区 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

関東・甲信越

7月の組合設立目指す/28年10月着工、竣工は33年/九段南一丁目北街区

 東京都千代田区で計画される九段南一丁目地区第一種市街地再開発事業について、7月に組合が設立されることが分かった。2026年度以降の権利変換を経て、28年10月に着工する見通しだ。33年3月の竣工を予定する。
 計画地は、千代田区が一体的なまちづくりを推進する九段南一丁目地区の北街区(九段南1-5ほか)約0.6haに位置する。17年に準備組合が設立され、24年に都市計画決定された。延べ約8万1600㎡、高さ約170mの複合施設が計画されている。敷地面積は約5410㎡。約4100㎡を建築面積に充てる。事業協力者は住友不動産で、コンサルタントとして日建設計が参画している。
 再開発ビルへの入居施設についても検討状況を明らかにした。区有の九段生涯学習館の機能更新や、区営九段住宅などの区営住宅、千代田図書館などの配置を検討する方針だ。
 九段南一丁目地区は3街区に分かれており、中街区では三井住友銀行が複合施設「(仮称)SMBC九段プロジェクト」を計画している。施設規模は、地下2階地上21階建て延べ4万2950㎡、高さ130m。設計は日建設計。既存地下躯体解体工事を鹿島が担当している。新築工事は11月の着工、29年9月の完成を目指す。南街区には、東京堂千代田ビルディングがある。