下関市/参加申請5月12日まで/日和山公園周辺地区まちづくり実施計画 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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下関市/参加申請5月12日まで/日和山公園周辺地区まちづくり実施計画

 山口県下関市は、「日和山公園周辺地区におけるまちづくり実施計画作成業務」の一般競争入札を公告した。参加申請は12日まで都市整備部市街地開発課で受け付ける。16日の入札を予定している。
 参加資格は、市の物品・役務の「調査・分析」、国交省の建設コンサルタントの「都市計画および地方計画」の登録、公園など(緑地などの公共施設を含む)の活用を核とする民間活力を導入した中心市街地活性化に関する調査、検討業務の実績など。
 業務内容は、計画準備、対象エリアの施設概要と整備手法などの検討(ゾーニング・重点エリア抽出、重点エリア整備手法検討)、計画実現に向けた官民役割分担と課題整理(官民連携事業スキーム等検討、実現に向けた課題検討)、実施計画作成。履行期間は2026年3月13日まで。
 市の中心市街地北側斜面地は、老朽建築物などが密集しており、住環境の改善が急務となっており、日和山公園周辺地区でワークショップを実施するなど、地区住民と協働で対象地区の魅力や問題点の抽出、課題の整理、地区の将来像のイメージ化を進めている。
 これまでにまとめた同地区まちづくりの方向性と素案では、「市のシンボルとしての魅力づくりと、ゆとりある住環境づくり(住みよく訪れたくなるまち)」をコンセプトに、既存の公園の魅力(サクラ、歴史、景観など)を生かしつつ、周辺地区のまちづくりと合わせて一体的に再整備する。また、子どもから大人まで、多様な世代が集う地域住民に愛される都市公園の整備、豊前田地区・商業ゾーン、あるかぽーと・唐戸エリアとの回遊性を高めるために日和山公園につながる経路の整備、改善などを挙げている。