229号乙部町館浦トンネル/7月10日まで申請受付/函館開建WTO段階的選抜方式適用 | 建設通信新聞Digital

6月20日 金曜日

北海道・東北

229号乙部町館浦トンネル/7月10日まで申請受付/函館開建WTO段階的選抜方式適用

 北海道開発局函館開発建設部は19日、WTO対象となる国道229号乙部町館浦トンネル工事の一般競争入札を公告する。段階的選抜方式の適用工事となる。申請書を7月10日まで受け付ける。1次審査の評価結果は8月18日に通知する。2次審査の書面と見積書の提出期限は9月17日。2次審査の評価項目は、生産性向上と安全についての提案とする。11月12日に開札する。
 施工体制確認型総合評価落札方式(技術提案評価型S型)、ワーク・ライフ・バランスなど推進企業評価、完全週休2日(土日)取り組み協議、「生産性向上チャレンジ」取り組み推進、ICT活用工事、新技術活用工事、BIM/CIM適用工事(発注者指定型)などの対象となる。
 参加資格は、一般土木の単体か特定JV。単体とJV代表者は経営事項評価点数が1150点以上、2010年度以降、▽NATMによるトンネル内空断面積(覆工後)が65㎡以上▽NATMによるトンネル施工延長600m以上(掘削を実施した区間延長)--の要件を満たすトンネル工事の元請け施工実績を求める(同一工事でなくても可)。JV構成員は同1000点以上で、同年度以降にNATMによるトンネル工事の元請け施工実績があること。
 概要は、工事延長950m、トンネル延長780.8m、幅員10.75m、内空断面積73.3㎡(覆工後)、掘削工724m(NATM、機械掘削)。
 使用する主な資機材は、吹き付けコンクリート6470m3、ロックボルト1万2800本、鋼製支保工420t、2次覆工コンクリート1万0600m3、鉄筋240t。
 工期は28年1月28日まで。工事場所は乙部町。