常陽銀行の新本店ビル建替/8階2.5万㎡、1月着工/設計は日建 1階に地域貢献施設 | 建設通信新聞Digital

8月2日 土曜日

関東・甲信越

常陽銀行の新本店ビル建替/8階2.5万㎡、1月着工/設計は日建 1階に地域貢献施設

外観イメージ
エントランスのイメージ
 常陽銀行は、水戸市で計画している新本店ビル建て替えの建築プランをまとめた。免震構造を採用し、規模はS造地下1階地上8階建て延べ約2万5000㎡とした。高さは約45mで、約160台収容の自走式立体駐車場も設ける。設計は日建設計が担当している。2026年1月の着工、28年度の竣工とオープンを目指す。
 フロア構成では、1階に地域貢献施設、2階に本店営業部、3階に会議室や応接室、研修施設、4-7階は執務室と会議室、8階に食堂を設ける。建物中央のコミュニケーションボイドは吹き抜け空間とした。建物のメインエントランスとなる南東側角のスペースは、地域の利用を想定し、ゆとりのあるスペースとする。
 新本店ビルの内装などには、茨城県産材を積極的に活用する。自然採光や自然換気、井水利用のほか、エネルギー効率の高い照明・空調設備を導入し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証取得を目指す。計画地は大町2-1-4。
 コンセプトは、▽地域との共生▽新たな価値の創造▽持続可能な地域社会への貢献▽安心安全の提供--の四つを掲げる。新原事務センター(水戸市、延べ1万4522㎡)と友部研修センター(笠間市、延べ5526㎡)の機能も新本店ビルに集約する。
 現在の本店ビルの規模は、延べ1万3193㎡。設計は日建設計、施工は清水建設が担当し、1965年に竣工した。所在地は南町2-5-5。現在の本店ビルの跡地は、周辺地域の活性化に向けた活用を検討する。