【JR南部線立体交差】病院跡活用へ/年度内に都計案説明会/都・立川市 | 建設通信新聞Digital

6月20日 金曜日

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【JR南部線立体交差】病院跡活用へ/年度内に都計案説明会/都・立川市

更地となっている立川病院跡地


 東京都立川市は、東京都と進める「JR南武線(谷保駅~立川駅間)連続立体交差化計画」に伴う西国立駅西側の交通広場整備について、2025年度中に都市計画案の説明会を実施する方針だ。その後、26年度以降の都市計画決定、28年度以降の事業認可を予定する。交通広場の整備区域には、現在更地である立川病院の跡地や周辺道路が含まれている。市は、同計画で道路などのインフラを整備した上で、病院跡地の具体的な活用方針を検討するとしている。

 都が事業主体となって進める連続立体交差化計画の対象区間は、国立市谷保~立川市柴崎3丁目の約4.2㎞。このうち約3.7㎞が事業予定区間となる。谷保駅西側から矢川駅、西国立駅を経由し、立川駅の東側までを高架化する。そのほか、17カ所の「開かずの踏切」を除去し、国立3・4・14号などの都市計画道路を立体交差化する。

 立川市は、同計画に合わせて西国立駅西側に約4000㎡の交通広場を整備する計画を進めている。交通結節機能の強化や歩行者空間の安全性・快適性を確保する。

 立川病院跡地は、18年の病院移転後から更地になっている。土地を所有する関東財務局は連立計画で供用する部分以外の活用方針は、現時点で未定としている。

 同跡地は、「西国立駅西地区地区計画」の「西国立駅前地区A」「同B」に該当する。土地利用の方針では、駅前交通広場を整備するとともに、住環境に配慮した生活利便施設を誘導し、利便性の高い安全な駅前地区を形成するとしている。

 

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