藤沢市の生活・文化拠点/基本設計は安井JV/JTBが管理・運営計画 | 建設通信新聞Digital

7月7日 月曜日

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藤沢市の生活・文化拠点/基本設計は安井JV/JTBが管理・運営計画

安井・隈・戸田風景計画JVの提案イメージ
 神奈川県藤沢市は7月4日、市民会館や図書館など複数の公共施設を複合化する「生活・文化拠点」整備の基本設計と管理・運営計画策定業務の公募型プロポーザル結果を公表した。基本設計は優先交渉権者に安井建築設計事務所・隈研吾建築都市設計事務所・戸田芳樹風景計画JV、管理・運営計画策定業務は、共立と日本管財で構成するJTBコミュニケーションデザインを特定した。8月中に基本協定と3者協定を締結する予定だ。
 次点交渉権者は、基本設計が環境デザイン研究所、金箱構造設計事務所、建築設備設計研究所、三菱地所設計、アール・アイ・エーで構成するEDIG設計共同体。管理・運営計画は空間創造研究所、イオンディライトで構成するサントリーパブリシティサービス。基本設計は、6者が参加表明書を提出し、3者が1次審査を通過した。管理・運営計画は、3者が参加表明し、3者とも1次審査を通過した。
 業務期間はともに2027年3月12日まで。提案上限額は基本設計が3億4401万5000円(税込み、以下同)、管理・運営計画策定が2783万円。
 計画施設は、延べ1万6220㎡を想定。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready以上を目指す。市民会館、市民ギャラリー、アートスペース、南市民図書館、文書館、常設展示室、青少年会館、市民活動推進センター、生涯学習室などを複合化する。このほか、旧近藤邸、奥田公園(敷地1万6648㎡)、駐車場、イベントスペース、防災備蓄倉庫、ペデストリアンデッキ、内水浸水対策施設も整備対象とする。 
 26年度に既存施設の解体工事を担う事業者、27年度以降に実施設計・施工一括(DB)事業者を選定する。
 再整備対象地は、現市民会館や奥田公園がある鵠沼東8-1・2、12の敷地3万5816㎡。
 市は、同事業を「Okuda Urban Renovation Project」の略で「OUR Project」と名付けている。