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B・C・I 未来図

【BIM/CIM未来図】構造データ連携の行方(下) 一つのモデルから情報抽出する流れへ

最終更新 | 2025/07/14 10:23

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DB基盤にデータ相互連携

構造BIMラウンドテーブルでは、オートデスクBIMソフト『Revit』のユーザー会「RUG」とRevitによる業務プロセスの効率化を目指す大手ゼネコン組織「BIM Summit」が構造BIMモデルと構造解析モデルのあるべき姿として2030年を見据えた将来像(フェーズ3)を提示した。

構造データ連携の将来像(フェーズ3)


これは、クラウド上で建物のライフサイクルを通じて関連情報をデータベース(DB)化する「建物DB」を基盤に、関係者が建物の関連情報を出し入れしながら情報共有を進めていく流れを想定したものだ。ファイルベースでなくモデルベースでデータ連携する流れを前提にしており、確認申請も一つのモデルデータから関連情報を抽出し、適材適所で効果的にツールを使う枠組みを位置付けている。

これが具現化した場合は、解析モデルを作成することに特化した業務サービスが確立する可能性があるほか、RevitのようなBIMソフトはモデルの入力やビューイングに特化するだけでなく、場合によってはデータベースの中心的なエンジンとして位置付けられるケースも出てくる。ラウンドテーブルのファシリテーターを務めた東畑建築事務所構造設計室D×デザイン室の山本敦氏は「建物DB内の情報を目的に応じて利活用することでデータ連携の最適化が実現する」と強調する。

出席した構造設計者や一貫構造計算ソフトの担当者からもさまざまな意見が上がる。大林組DX本部高度デジタルソリューションセンターの長嶋隆一氏は「設計フェーズから統一したデータフォーマットで構造情報を作成・共有する流れによって、施工フェーズに正確なデータを引き継げる道筋が構築でき、構造情報の施工利活用につながる」と期待する。竹中工務店設計本部アドバンストデザイン部構造システムグループの林裕真氏が「データベースにある最新情報を関係者がアクセスできれば、より合理的な生産プロセスが実現する」というように、ゼネコンや設計事務所の構造設計担当からは賛同の声が相次ぐ。

一貫構造ソフトベンダーの反応はさまざまだ。「解析モデル作成の流れが標準化されることで、各ソフトベンダーにとってはツール上でどう差別化すればいいかが難しくなる」との不安を抱いているが、一方で「クラウド上の粒状化データにアクセスできるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)が位置付けられた場合、それに見合った新たなツールを提供することができるようになる」との前向きな意見もある。建物DBを前提に関連ソフトの提供を計画している一貫構造計算ソフトベンダーでは「それぞれの専門領域でシステムを作る利点が生まれてくる」と強調する。

30年を見据えたフェーズ3で描く建物DBのスキームは「理想形」とRUGやBIM Summitの各メンバーは口をそろえる。佐藤工業建築事業本部構造設計部の御木敦司氏は「一つのモデルデータから情報を出し入れする仕組みは構造設計者だけでなく、建築プロジェクト関係者全員にメリットが生まれる」と強調する。清水建設生産技術本部建設DX基盤部リエンジニアリンググループの横山聡氏は「フェーズ3で描く矢印は双方向に向かい、それによって人やツールの新たな役割や枠組みがクローズアップされる」と期待している。

構造設計者と一貫構造計算ベンダー担当者が集うラウンドテーブルは今回が初めて。山本氏は議論の最後に「フェーズ3への枠組みには一足飛びにいけない。まずは29年春からのBIMデータ審査を見据え、フェーズ2の枠組みを両者で議論しながらブラッシュアップすることが大切だ」と結んだ。BIM確認申請をきっかけに、構造BIMのデータ連携議論が活発化しようとしている。

期待とともに不安の声も



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