石岡市の複合文化施設/基本設計9月19日まで受付/500席以上の実績求める | 建設通信新聞Digital

9月9日 火曜日

関東・甲信越

石岡市の複合文化施設/基本設計9月19日まで受付/500席以上の実績求める

 茨城県石岡市は9月5日、「石岡市複合文化施設(市民ホール)基本設計業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。実績要件には、2010年度以降に500席以上のホール機能を持つ施設の基本設計か実施設計業務を履行していることを求める。参加意向申出書は9月19日まで、質問書は10月17日まで受け付ける。2段階審査で、1次審査の提案書は11月14日まで、2次審査の提案書は12月17日までの提出を求める。同月23日にプレゼンテーション審査を実施し、同下旬に結果を通知する。
 参加資格は、市の名簿に建築関係建設コンサルタントで登録している単体か2、3者JV。
 業務内容は、(仮称)石岡市複合文化施設(市民ホール)の基本設計業務一式など。契約上限額は1億1005万5000円(税込み、以下同)。履行期間は300日。
 施設規模は延べ約6000㎡。800席の可動式座席を備えたメインホールや200席の平戸間形式のサブホール、市民ギャラリー、音楽スタジオ、民間テナントスペース、会議室、約500台の駐車場などで構成する。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready水準以上の施設とし、創エネ設備の導入や内装材の木質化も検討する。
 概算工事費は約66億7000万円。内訳は施設整備費が約62億円、外構整備費は約4億7000万円。
 27年度までに設計をまとめ、同年度の着工、29年度の完成を目指す。30年度の供用開始を予定している。建設地は、いしおかイベント広場(若宮3-400-4)で、敷地面積は2万7478㎡。JR石岡駅から徒歩圏内に位置し、国道355号にも近接している。現在は第一種住居地域に指定されているため、複合文化施設の建設には用途地域の変更が必要となる。
 複合文化施設整備の基本計画策定業務は、横須賀満夫建築設計事務所が担当した。