584億の川崎重工業グループ/新港清掃工場再整備DBO/千葉市 | 建設通信新聞Digital

12月20日 土曜日

関東・甲信越

584億の川崎重工業グループ/新港清掃工場再整備DBO/千葉市

 千葉市は、WTO対象でDBO(設計・建設・運営)方式を導入する「千葉市新港清掃工場リニューアル整備・運営事業」を一般競争入札した結果、584億7000万円(税別、以下同)の川崎重工業を代表企業とするグループに決めた。予定価格は590億9090万9091円。同グループのみ参加した。
 代表企業のほか、構成員にカワサキグリーンテック、協力企業には徳倉建設、渡辺建設、坂田建設、前田産業が参画している。
 12月に基本協定、2026年3月に事業契約を締結する。同年4月から設計を進め、建設工事を経て31年3月の竣工を目指す。運営・維持管理期間は51年3月までの20年。
 事業範囲は、リニューアルする新港清掃工場の設計・建設・運営・維持管理など。新工場の処理能力は日量450t(同150t×3炉)で、焼却方式は連続運転式焼却炉(ストーカ式)を採用する。既存建築物を活用し、老朽化したプラントのみを更新する。
 リニューアル後の施設は、工場棟、管理棟、計量棟、ストックヤード(旧スラグストックヤード)、オーバーホール用倉庫などで構成する。事業区域は美浜区新港226-1ほかの敷地3.2ha。既存施設も川崎重工業の施工で02年12月に完成した。
 「千葉市新港清掃工場リニューアル整備・運営事業に係る事業者選定アドバイザリー業務委託」は、日本環境衛生センターに委託している。
 PFI導入可能性調査業務はパシフィックコンサルタンツ、21年度の建物劣化度調査及び改修基本方針策定業務は桑田建築設計事務所、施設基本計画業務は日本環境衛生センターがそれぞれ担当した。