岡山県倉敷市は、事業を進めている庁舎等再編整備事業(市民交流ゾーン整備)のエリア内にある国の登録有形文化財「歴史民俗資料館」の耐震活用に向けた実施設計に2026年度から着手する方針で準備を進めている。26年度予算案に委託費を要求する見通しだ。
同資料館は、1915年に建てられた旧倉敷幼稚園舎を移築・復元した施設。所在地は同市西中新田669。木造平屋建ての洋風建築で、中央部分とそこから東西に延びる両翼部分から成る建物となっている。中央の正面玄関から奥に八角形の展示室があり、両翼部分には北側に開放廊下が通り、南面に収蔵室・作業室が配置されている。
建物最大の特徴である八角形の展示室は、内部に支柱を使わず広い空間を確保しており、当時としては斬新な試みで、幼児教育実践の場としての機能を満たしたことが高く評価されている。
内部の意匠は、天井が花弁状になっていることや中央部の日本瓦ぶき屋根の頂部に金属板ぶきの屋根が乗る二段構成になっているなど変化に富んだ屋根構造も大きな特徴の一つとなっている。当時としては珍しい八角形の遊戯室がある建物を残すため現在地に移され、資料館として現在に至っている。
現在、事業を進めている庁舎等再編整備事業(市民交流ゾーン整備)は、庁舎周辺エリアに立地している老朽化した公共施設を本庁舎隣接地に集約(複合施設建設など)する計画となっている。事業者は設計施工一括(DB)方式で大本組を代表企業とするグループ(構成員・梶岡建設、藤原組、日本設計、GEN設計、リスプ)が担っている。この対象施設の中に歴史民俗資料館も含まれており、活用計画の検討を進めてきた。
同資料館は、1915年に建てられた旧倉敷幼稚園舎を移築・復元した施設。所在地は同市西中新田669。木造平屋建ての洋風建築で、中央部分とそこから東西に延びる両翼部分から成る建物となっている。中央の正面玄関から奥に八角形の展示室があり、両翼部分には北側に開放廊下が通り、南面に収蔵室・作業室が配置されている。
建物最大の特徴である八角形の展示室は、内部に支柱を使わず広い空間を確保しており、当時としては斬新な試みで、幼児教育実践の場としての機能を満たしたことが高く評価されている。
内部の意匠は、天井が花弁状になっていることや中央部の日本瓦ぶき屋根の頂部に金属板ぶきの屋根が乗る二段構成になっているなど変化に富んだ屋根構造も大きな特徴の一つとなっている。当時としては珍しい八角形の遊戯室がある建物を残すため現在地に移され、資料館として現在に至っている。
現在、事業を進めている庁舎等再編整備事業(市民交流ゾーン整備)は、庁舎周辺エリアに立地している老朽化した公共施設を本庁舎隣接地に集約(複合施設建設など)する計画となっている。事業者は設計施工一括(DB)方式で大本組を代表企業とするグループ(構成員・梶岡建設、藤原組、日本設計、GEN設計、リスプ)が担っている。この対象施設の中に歴史民俗資料館も含まれており、活用計画の検討を進めてきた。











