前田建設の若手技術者育成の取り組みとして活用されている1級土木施工管理技士の資格取得支援学習アプリ「サクシェアPASS」が注目されている。
2000問以上の演習問題、3回の実力判定テスト(模擬試験)、月次レポートをセットで提供し、受講者はスマートフォン一つあれば試験当日まで解き放題で学習できるとして好評だ。2026年1月のサービス開始以降、当初予想を上回る約300人の受講者が活用している。7月5日に実施する1級土木施工管理技士1次試験対策として期待されている。
演習問題に特化したアプリとして1問1答形式の問題を2000問以上用意した。問題を解いた後に解説がつくため、記憶の定着を図ることができる。学習範囲ごとに理解度を確認する小テストも実施する。さらに模擬試験形式の実力判定テストを3回開催し、全受験者での相対値を把握して到達度を自己分析できる。
模擬試験の結果は教育管理者と共有する。各社員の学習状況はリポートで一覧把握でき、的確な声掛けや対応で社員サポートを充実させ、学力の向上にポジティブに活用できる。
全国の地域建設業を中心に活用が広がっており、若手技術者の資格取得支援ツールとして注目が高まっている。導入企業や受講者は徐々に増加しており、サクシェアPASSのウェブサイトにIDとパスワードで入り、スマートフォンやタブレット、パソコンを利用して自宅や現場の待ち時間、移動時間を活用した新たな学習スタイルとして関心を集めている。
受講料は2万2000円(税別)。他の講座より抑えた価格設定とした。2次試験対策版も7月にリリースする予定だ。筆記試験対策として受講者が書いた回答を添削してもらえる。
同社技術企画・管理室新技術実装推進グループ長の川西敦士グループ長は 「早く試験対策したい人、 社員を教育したい人事担当者、駆け込みで試験対策したい人などさまざまな用途で活用できる」 とポイントを挙げる。
今後は資格取得にとどまらず、学生・若手職員・海外人材など建設業界を担う幅広い層への学習支援プラットフォームとしての展開を目指す。

