建設産業専門団体連合会(岩田正吾会長)は、専門工事会社を対象に実施した外国人材の受け入れに関する調査結果をまとめた。受け入れている技能実習生の出身国はインドネシアが最多で、前年度調査で最も多かったベトナムを上回った。新たな国で採用を予定する会社についても、対象国にインドネシアを挙げる会社が過半を占めた。
調査は技能実習制度の監理団体である建専連と全国鉄筋工事業協会を通じて2月に実施し、外国人材を受け入れている229社から回答を得た。
回答企業が受け入れている技能実習生は計1519人、特定技能は計834人だった。
実習生の出身国はインドネシアが50.2%と最も多く、ベトナムが47.2%、フィリピンが22.3%と続いた。前年度調査と比べインドネシアは5.4ポイント増えた一方、ベトナムは7.1ポイント減り順位が入れ替わった。
新規の国で採用予定のある会社は24.0%で、このうち予定国はインドネシアが63.6%に達した。次いで、ベトナムが29.1%、フィリピンが14.5%などとなった。
日本人の採用については「活動しているが入社してくれない」と回答した会社が66.8%、「定着率が悪い」との回答も18.8%に上った。一方で実習生の今後の採用は「増やしていく」が30.1%、「現状維持で続ける」が60.7%で採用活動を継続する会社は9割に達した。
また、実習期間満了後は「特定技能として働いてもらう予定」との回答は8割を占めた。日本人の確保・定着に苦慮する中で、外国人材が会社を支える戦力となっている実像が浮き彫りとなった。
技能実習制度で困っている点については、「監理団体に支払う費用がかかる」が最も多く、「受け入れ時の提出書類が多い」「コミュニケーションが難しい」「受け入れる実習生の決定まで時間がかかる」などが続いた。
