NEXCO西日本四国支社と香川県観音寺市が共同で進めてきた「観音寺スマートインターチェンジ(IC)」が4日、開通した。市は同日、約70人を招き、観音寺市民会館で開通式典を開いた=写真。地域にとって長年の悲願だった高速道路へのアクセス性が大幅に改善することで、生活利便性の向上や交流人口・関係人口の増加、観光振興、物流機能の強化など多くの効果が期待される。
主催者あいさつに立った佐伯明浩市長は「市の新たな発展の礎であり、地域の未来を切り開く大きな節目になる。この開通はゴールではなく、新たなスタートだ」と述べた。
来賓祝辞では、大野敬太郎衆院議員、原田大二郎参院議員、池田豊人香川県知事、奥田晃久四国地方整備局長があいさつした。NEXCO西日本の芝村善治社長は「貴重な土地を提供いただいた地域の皆さまや関係機関の多大な協力のたまものだ」と謝意を伝えた。同支社香川高速道路事務所の上島慶所長による工事報告に続き、テープカットして盛大に祝った。
式典後、報道陣の取材に応じた佐伯市長は「基礎自治体にとって交通インフラの整備は非常に重要な未来志向の施策になる。住みやすくなり、高松市との二地域居住などロマンが語れる“わくわくドキドキ”できるまちになる」と期待を寄せた。中四国最大級の道の駅として設計中の『道の駅かんおんじ』と連携した取り組みにも意欲を見せた。
同スマートICは、高松自動車道のさぬき豊中ICから大野原IC方向に向かって約3.5㎞地点に整備。ETC搭載車専用のフルインター形式となる。誤進入した車を安全にUターンさせて元の道路に戻すため、県内のスマートICでは初となる環道型退出路を採用している。
事業は、2020年10月に国土交通相から事業許可を受け、約5年9カ月の歳月を経て完成した。18万m3におよぶ大量の土は、公共事業の発生土を活用している。施工は、土工事を安藤ハザマ・村上組JV、舗装工事を大林道路、電気工事を四電エンジニアリング、ETC設備工事を協和テクノロジィズが担当した。
