日本建築家協会（JIA、六鹿正治会長）は11日、第17回JIA25年賞の受賞作として「田川市文化エリア」と「ヒルサイドテラス3期～6期」「大倉山ハイム3号棟～8号棟住宅」「ポーラ五反田ビル」の4作品を発表した。応募があった29作品を作品所在地支部で1次審査を実施し、25作品をJIA25年建築作品選に登録。この中から2次審査で7作品を対象に現地審査を行い、最終審査で4作品を選定した。
　同賞は25年以上にわたり建築の存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献してきた建築を登録・顕彰するもの。建築が未来に向けて生き続けるため、多様化する社会の中で建築が果たすべき役割を確認するとともに、次世代につながる建築のあり方を提示している。
　審査は六鹿会長（審査委員長）らが担当した。
　来春に表彰式典で賞状を授与するほか、ホームページや機関誌、建築年鑑に登録する。

　受賞作品は次のとおり（(1)設計者(2)建築主(3)施工者、名称は施工時）。
　▽田川市文化エリア（福岡県田川市）＝(1)田川市(2)徳岡昌克建築設計事務所(3)奥村・久保建設共同企業体、中山組。
　▽ヒルサイドテラス3期～6期（東京都渋谷区）＝(1)朝倉不動産(2)槇総合計画事務所（3、5、6期）、スタジオ建築計画（4期）(3)竹中工務店。

　▽大倉山ハイム3号棟～8号棟住宅（横浜市）＝(1)大倉山ハイム3号棟～8号棟住宅管理組合(2)日建ハウジングシステム(3)鹿島。

　▽ポーラ五反田ビル（東京都品川区）＝(1)ポーラ(2)林昌二、三浦明彦、大庭拓也（改修）、高橋秀通（改修）／日建設計(3)竹中工務店。

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