1986年以降、南極地域観測隊に越冬隊・夏隊を合わせ、計32回にわたって社員を派遣してきた関電工。今回、第58次越冬隊(2016年11月-18年3月)に参加した齋藤健二さんと第59次夏隊メンバーの松嶋望さんが、現地での任務を終えて無事帰国した。
観測隊は人数が限られているため、担当業務の機械設営以外も手伝わなければならず、車両整備なども行った。それはお互いさまで、電気設備の仕事でも自衛隊や他企業の隊員と力を合わせた。
南極での経験を経て、「気持ちが少しおおらかになったかな」と齋藤さん。松嶋さんは「ほかの研究者などと接して視野が広がった」と語る。
関電工からは現在、第59次越冬隊の内山宣昭さんが現地で任務に当たっている。そして、松嶋さんは再び、第60次越冬隊として南極の地を踏む意向を固めている。