【見学会】平取ダムの堤体1期現場を見学 最新技術学びスケール体感 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【見学会】平取ダムの堤体1期現場を見学 最新技術学びスケール体感

 日本建設業連合会北海道支部(今憲昭支部長)は10日、北海道開発局室蘭開発建設部が建設を進める平取ダムの堤体第1期工事現場で、市民現場見学会を開いた=写真。北海学園大工学部社会環境工学科1学年47人が参加し、最新の土木施工技術や工程を学んだ。
 同ダムは、堤頂長350.0m、堤高55.0m、総貯水容量4580万m3の規模。西松建設・岩田地崎建設・岩倉建設JVが2015年1月に堤体工事に着工、左岸部の止水対策として地中連壁工法などを採用して建設工事を進めている。21年度の完成を予定している。
 工事説明会であいさつに立った木下勲広報委員長は「皆さんが学んでいる専門知識が、実際の現場でどのように活用されているのかしっかり見学し、スケールの大きさを感じてほしい」と話した。続けて「この見学会が将来の方向性を見つけるための一助となることを期待している」と述べた。現場で西松JVの担当者から説明を受け、参加した学生は「職場の環境は参考になった。ぜひ見学会の機会を増やして欲しい」などと話し、大規模な現場でそのスケールを実感した。