【学生65名が参加】北海道新幹線立岩トンネル山崎工区で現場見学会 最新技術とスケール体感 | 建設通信新聞Digital

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【学生65名が参加】北海道新幹線立岩トンネル山崎工区で現場見学会 最新技術とスケール体感

 日本建設業連合会北海道支部(平島信一支部長)は10月29日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設を進める北海道新幹線立岩トンネル山崎工区の工事現場で、現場見学会を開いた。室蘭工業大工学部建築社会基盤系学科土木工学コースの3学年65人が参加し、最新の土木施工技術や工程を学んだ。

 同トンネルは、総延長1万7000mの立岩トンネルのうち、山崎工区4950mをNATMで掘削し、現在は1670mの斜坑を掘り進めている。大林組・青木あすなろ建設・松本組・阿部建設JVが2016年2月に着工、24年2月の完成を予定している。

 冒頭、工事説明会で山本徹広報委員長は「社会資本整備を担う建設業の必要性や、担っている役割を理解したうえで、現場のスケールを感じてほしい」と述べ、平島支部長は「北海道新幹線が札幌で開業する30年ごろはスキルも大きく変化する。見学会を『発想の種』として皆さんの知識を今後に生かしてほしい」と期待を寄せた。

 現場では、大林JVの神谷信毅所長が生徒からの質問に答え、参加した学生は「施工中の動物侵入などのトラブルは」「NATMの特徴は」など積極的に質問し、神谷所長は「地山の動きは自動化計測している。機械も高性能化が進み、シールド工法でも制御された自動化が行われている」と詳しく生徒らに説明した。

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