【コンクリート工学会】テーマは「美しく永く都市を支える美・永・都コンクリート」! 18年大会@神戸 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【コンクリート工学会】テーマは「美しく永く都市を支える美・永・都コンクリート」! 18年大会@神戸

 日本コンクリート工学会主催の「コンクリート工学会年次大会2018」が7月4日から6日までの3日間、神戸市にある神戸ファッションマートで開かれる。テーマは「美しく永く都市を支える美・永・都(みなと)コンクリート」。神戸市での開催は、1993年以来25年ぶり。講演会やセミナー、見学会、展示会といった多彩なイベントを計画している。
 メイン事業の第40回コンクリート工学講演会は、3日間で計559件の論文・報告発表を予定している。4日には「生コンクリートの現場をもう一度考える」と題し、3部構成のセミナーを開く。11年に大阪で開いた年次大会での問題提起をもとに、その後の状況と課題について話し合う。また5日には田辺眞人園田学園女子大名誉教授が「コンクリートと神戸の文化遺産」と題し、特別講演する。
 84者が最新技術を展示する「コンクリートテクノプラザ」、全国から18の学生チームが参加しコンクリートやモルタルに関するクイズなど3部門で競う「キング・オブ・コンクリート2018」、日本最古の重力式コンクリートダム・布引五本松堰堤(神戸市)を始め、明治時代のコンクリート構造物を巡る見学会などさまざまなイベントを行う。
 15日に大阪市内で会見した同工学会の森川英典実行委員長(神戸大教授)は、大会概要に関連し「今回のキャッチコピーには環境問題や震災からの復興、防災を含めて都市を支え、これから未来都市を構築する意味を込めた。阪神・淡路大震災からの復旧にコンクリート工学が大きく貢献し美しく再生した神戸を見て、コンクリート工学の素晴らしさも感じてほしい」とアピールした。

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