【未来の担い手はダイヤモンドのような存在】KIU出前授業で工高生140人が現場作業を体験 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【未来の担い手はダイヤモンドのような存在】KIU出前授業で工高生140人が現場作業を体験

 清水建設東北支店災害防止協議会の建設業イメージアップ委員会(KIU)は4日、仙台市内の夢メッセみやぎで、仙台市立仙台工業高校と宮城県古川工業高校の生徒を対象とした出前授業を開いた。
 出前授業はKIUによる建設業の魅力発信活動の一環として、工業高校の生徒に専門工事業の仕事を理解してもらい、将来を支える担い手の確保につなげようと、2017年度から実施している。
 今回は、両校の建築科に通う1-2年生計140人(うち女子約50人)が参加し、左官やタイル、クロスなど7工種の技能者から指導を受けながら現場作業を体験した。
 左官の下地塗りに挑戦した古川工高の竹荒愛美さん(2年生)は「職人さんは簡単そうに塗っていたが、自分でやってみると難しかった。職人さんの技術がいかにすごいかが良くわかった」と感想を話した。
 仙台工高の中野瑛さん(同)は「建設業界への就職を考えている。きょうはさまざまな仕事を体験し、進路決定の参考にしたい」と語った。
 同協議会の宮城分会長を務める江村克志江村工務店社長は「工業高校から地元の専門工事業に就職する生徒は非常に少なく、ダイヤモンドのような存在だ。1人でも2人でも興味を持って就職してほしい」と話していた。

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