【KIU出前授業】仙台工高と古川工高の140人が実演・体験・見学で建設業を学ぶ | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【KIU出前授業】仙台工高と古川工高の140人が実演・体験・見学で建設業を学ぶ

 清水建設東北支店と同支店災害防止協議会でつくる「建設業イメージアップ委員会(KIU)」は15日、仙台市内で出前授業を実施した。市立仙台工業高校と宮城県古川工業高校の建築科に通う1-2年生計140人(うち女子約50人)が、建築現場で活躍する専門工事業の仕事を学んだ=写真。
 出前授業は、KIUによる建設業の魅力を発信する活動の一環として、工業高校の生徒を対象に実施。今回が2回目となる。日常生活では目にする機会が限られる専門工事業の魅力を知ってもらい、将来を支える担い手確保につなげることが狙いだ。
 冒頭、あいさつに立った浅川玲副支店長は「他の産業と同じように建設業も人手不足に悩まされている。日ごろ、なじみがない建設現場の仕事を見て、建設業への興味を高めてもらいたい」と生徒らに呼び掛けた。
 授業は、同市の夢メッセみやぎを会場とした出前授業と東北医科薬科大学の現場見学の2部で構成。
 このうち出前授業は、足場・鉄筋・型枠の3工種による躯体施工の実演とアルミサッシ組み立て体験が行われた。生徒らは4班に分かれ、技能者から現場作業の解説を受けながら、躯体工事の足場やサッシの組み立てを体験した。
 出前授業に参加した、古川工業高校の京極大翔さん(2年生)は「子どものころから、工事現場を見ることが好きで、いまは施工管理の仕事に関心をもっている。専門工事業の人たちの実際の作業を見ることはとても勉強になった」と感想を話した。
 また、同校の大友由羅さん(1年生)は「現場で作業する人たちはイメージと違って気さくで話しかけやすかった。女性の職員も多くて、自分にも(仕事が)できるかもしれないと感じた」と笑顔で話していた。

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