【戸田建設】「TODA農房」が国際認証取得! ノウハウ蓄積で地域農業への貢献を目指す | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【戸田建設】「TODA農房」が国際認証取得! ノウハウ蓄積で地域農業への貢献を目指す

 戸田建設は、新規事業として茨城県常総市で運営している実証農場「TODA農房」が、農産物の安全性確保や環境保全についての国際規格「ASIAGAP(アジアギャップ)」の第三者認証を取得したと発表した。同社が取り組んできた品質管理の手法や周辺環境保全への取り組みなどが認められたもので、これまで以上に安心・安全なイチゴを提供するとともに、認証取得で得られるメリットやノウハウが地域農業の発展につながるように努めていく。

圃場内審査

 GAP(Good Agricultural Practice)は、農業の食品安全だけでなく、環境保全や労働安全などにも配慮した持続可能な農業経営の実現を図る生産工程管理の取り組みを指す。農林水産省が導入を推奨する「農業生産管理手法」の1つであり、今後の農業ビジネスでは小売業・飲食業などの取引先からの基本要求条件とされることも想定されるため、GAP取得・維持ノウハウの蓄積は農業経営上の重要事項になると予想している。
 こうした背景からTODA農房は、数あるGAPの中から国際規格であるASIAGAPの第三者認証取得を目指して生産管理体制の整備を進め、2018年12月に認証を取得した。
 ASIAGAPの認証取得により、TODA農房で生産されるイチゴの信頼性が向上するだけでなく、マニュアル化や記録管理の徹底によって生産工程の可視化が進み、生産性やリスク管理力などの一層の向上も期待される。同社は、ASIAGAPに基づいた農場生産管理を継続するため、GAP指導員・内部監査員の資格取得を進めるなど、社内体制の強化を推進する。
 GAP取得を目指す農業生産者や新規就農を希望する者と情報交換などを図りながら、TODA農房の運営を通じて蓄積したノウハウを展開することで、地域全体の農業振興に貢献していく考えだ。

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