【強みにフォーカス】プラスバイプラスが「コーチングサポート」を開始 建設業界の問題解決を支援   | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【強みにフォーカス】プラスバイプラスが「コーチングサポート」を開始 建設業界の問題解決を支援  

 水道と電気の2分野で少人数の企業を対象に、CADソフトウェアなど図面や見積もり作業の生産性を上げるアプリケーションを提供し、実績を積み重ねているプラスバイプラス(大阪市、室田茂樹社長)。宮本雅史ゼネラルマネージャーは、自身がもともと強い興味を持つ経営の観点を生かして、「誰もが本来持つ強みにフォーカスしたマネジメント方法など、建設業界の問題を解決できるような支援にも力を入れていきたい」と語る。
 その一環として、「コーチングサポート(仮称)」をスタート。これまで関係を築いてきた企業などの社長や経営幹部を集めて、経営の問題点などを洗い出し、解決策を自分たちで考え、答えを出してもらい、その取り組みを管理していく流れで支援している。「例えばナンバー2を育成したい社長には、ナンバー2の合格基準やその育成に必要な取り組みなどを明確にしてもらうことが大事。そのために私は効果的な質問を行い、本人に答えを導いてもらうようにしている。その答えは所有感があり、主体的だから、より良い成果につながる」と説く。
 現在、コーチングサポートは「私1人で実施しているので6社程度だが、さらにビジネスとして発展させていきたい」と力を込める。
 入社して12年。他産業から転職し、建設業界と深く交わる中で「なぜ若い人が入職してこないのか。建設技能労働者はプロフェッショナルであるはずなのに日本では賃金が低い。こうした状況を打開できるよう、他業界では当たり前の取り組みや価値観を裾野の広い小規模な企業にも醸成することで、若者の意識を引き付けたい」と前を見据える。

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