【文化的な影響力も考慮】「土木学会デザイン賞2019」授賞式 最優秀賞など計10作品を顕彰 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【文化的な影響力も考慮】「土木学会デザイン賞2019」授賞式 最優秀賞など計10作品を顕彰

 土木学会(林康雄会長)は25日、東京都新宿区の同学会講堂で「土木学会デザイン賞2019」の授賞式を開き、最優秀賞3作品、優秀賞3作品、奨励賞4作品の計10作品を顕彰した。
 冒頭、土木学会景観・デザイン委員会の齋藤潮委員長が「今回もレベルの高い作品が多かった」とあいさつした後、中井祐デザイン賞選考小委員会委員長が選考結果を総評。「より多くの人の心をつかみ、共感を得られた仕事(インフラ)を評価した」と文化的な影響力などを考慮していることを示した上で、「土木インフラはインフラそのものだけでなく、周囲も変える力がある」と述べた。
 授賞式に続き受賞者によるプレゼンテーション、ディスカッションが行われ、最優秀賞を受賞した「津和野川・名賀川河川災害復旧助成事業名賀川工区」(島根県津和野町)、「女川駅前シンボル空間/女川町震災復興事業」(宮城県女川町)、「花園町通り」(松山市)を始め各賞の担当者がそれぞれの特徴を伝えた。
 同賞は2001年に創設し、計画や設計技術、制度の活用、組織活動の創意工夫によって周辺環境や地域と一体となった景観の創造、保全を実現した作品と、それらの実現に貢献した関係者や関係組織を顕彰している。

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