【北陸整備局と日建連】現場見学会実施 建設キャリアアップシステムの読み込みなどを実演 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【北陸整備局と日建連】現場見学会実施 建設キャリアアップシステムの読み込みなどを実演

 北陸地方整備局と日本建設業連合会北陸支部は3日、建設キャリアアップシステムのモデル工事に選ばれた新潟県長岡市の「新野積橋橋脚その1工事」で見学会を開いた。約20人が参加。建設キャリアアップシステムの読み込みを実演するとともに、実際の運用を踏まえた活用状況などを紹介した。
 安藤ハザマが施工する同工事は、新野積橋のP3、P4橋脚をニューマチックケーソン工法で築造する。主要工事はニューマチックケーソン基礎工、橋脚躯体工、仮桟橋工、鋼殻ケーソン工。工期は2021年3月23日まで。
 同工事の施工体制登録会社は19社。このうち、建設キャリアアップシステムの登録が完了しているのは16社(1次下請け9社、2次下請け7社)。残る3社(1次下請け1社、2次下請け2社)も申請手続きを進めている。
 見学会では同作業所監理技術者の立川大介氏が建設キャリアアップシステムの活用状況を説明。詰め所に設置したカードリーダーに実際にカードをかざし、画面に名前と顔写真が表示される様子などを確認した。参加者からシステムのメリットについて聞かれると立川氏は「手続きを踏んでカードが発行されているので、初めて仕事をする業者でも安心感がある」と話した。
 同工事では今後の新規契約業者について、建設キャリアアップシステムの登録手続き開始後に工事契約の手続きを実施する予定としている。
 国土交通省は、建設キャリアアップシステムモデル工事に全国から30工事を選定。北陸整備局管内からは同工事のほか、鹿島・福田組JVが石川県輪島市で施工する「H30-33能越道鷹ノ巣山2号トンネル工事」が選ばれている。

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