【LIFULL ArchiTech】LIFULLと名工大教授が新建築技術で新会社 インスタントハウスで課題解決 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【LIFULL ArchiTech】LIFULLと名工大教授が新建築技術で新会社 インスタントハウスで課題解決

 不動産情報サービス事業などを手掛けるLIFULL(東京都千代田区、井上高志社長)は、名古屋工業大大学院工学研究科教授で、新しい建築技術「インスタントハウス」の考案者・北川啓介氏と共同で、「LIFULL ArchiTech」(ライフルアーキテック)を設立した。
 北川氏が考案したインスタントハウスは、3次元形状に加工した膜素材を膨らまし、内側から空気含有量の高い軽量な素材を定着させて空間をつくる技術で、形状や大きさも必要に応じて選べるほか、質量が小さく、制作が簡単な上、断熱性や遮音性が高い点が特長となっている。
 ライフルアーキテックは、名工大から技術移転を受けた大学発ベンチャーで、北川氏の研究成果を使ってインバウンド増加に伴う景勝地の宿泊施設不足、空き家の利活用、災害時の住宅供給といった課題のソリューションを開発する。
 初弾として、群馬県土合で無人駅の遊休資産地を生かした地域活性化に向けた実証実験を開始する。実験は、アウトドアシーンのプロデュースを手掛ける「VILLAGE INC」と、鵜飼浩平氏が代表を務める「with architects一級建築事務所」と共同で取り組む。
 
 
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