三機工業は、「ワークスタイルCCU」と題して、働き方改革に関する全社講演会をリモート方式で開いた。グループ会社を含む全国の拠点から約240人が参加した。
同社は経営理念の1つとして「コミュニケーションの重視」を掲げ、さまざまな対話型コミュニケーション企画「CCU(Century Communication Up)」を実施。今回は独自の働き方改革「スマイル・プロジェクト」の一環で、現場で働く社員とサポートする社員の働き方への意識改革を促すことを目的に実施した。
講演会では、小室淑恵ワーク・ライフバランス社長が講師を務め、日本社会の働き方を変えることの必要性や本当の「働き方改革」とは何か、建設業界でもできる働き方改革などを、これまでの経験に基づく具体的な事例を交えて話してもらった。
「スマイル・プロジェクト」は2020年が6年目。これまで社内制度の見直し、現場に特化した「スマイル・サイト・プラン」など、より働きやすい環境づくりを全社的に進めてきた。4月には、勤務時間帯が変更できるスライド通勤や一定期間中に分割取得が可能な育児・介護特別休暇などの社内制度を制定した。9月からはグループを部門特性に応じ細分化した「スマイルプラン」を始動し、各グループが連携を取りながら環境に応じた施策が実施できる体制を整えた。