【農業用ため池を利用】「蓮池水上太陽光発電所」が香川・坂出市に完成 4月から売電開始 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【農業用ため池を利用】「蓮池水上太陽光発電所」が香川・坂出市に完成 4月から売電開始

 三井住友建設が、香川県坂出市で建設を進めてきた「蓮池水上太陽光発電所」が完成した。農業用ため池をフィールドに独自の水上太陽光フロートシステム「PuKaTTo(プカット)」を利用した発電所となる。発電出力は1957kW(パネル出力)。事業期間は2041年3月までの20年間。固定価格買取制度(FIT)を活用して4月から発電出力の全量を売電する計画だ。

 現行の中期経営計画の基本方針の1つとして「事業領域の拡大」を抽出するなど、再生可能エネルギー事業を中心とした新規事業の拡大を目的に自社発電事業を推進している同社にとって、17年に完成した「平木尾池水上太陽光発電所」(香川県木田郡三木町)、19年に完成した「女井間池水上太陽光発電所」(同)に続く3件目の水上太陽光発電所運営事業となる。

 同社は14年に香川県農政水産部農村整備課から委託されて、フロートを使ったため池での太陽光発電の実証をスタートさせて以降、15年から独自の水上太陽光発電用フロートを開発・販売してきた。今回の蓮池水上太陽光発電所を含めてこれまでに国内7件、海外5件の採用実績がある。