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【伸展する関西の建設ICT④】“一貫BIM”のトライアル始動 青木あすなろ建設

最終更新 | 2021/11/11 09:57

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左から打上氏、森竹氏、大久保氏

 青木あすなろ建設が、設計から施工への一貫したBIMの導入に向け、取り組み始めた。現在は設計施工案件を対象にBIMを生かす活用法を「一貫BIM」と称し、首都圏と近畿圏で計5つのトライアルプロジェクトを位置付け、それぞれにテーマを定め検証している。建設技術本部建築エンジニアリング部BIM推進グループリーダーの森竹敏朗氏は「皆で学び合いながら着実に次のステージへと進んでいきたい」と力を込める。

 社内では大規模案件を中心に工事特性を見極めながら、トライアルプロジェクトを選定している。首都圏では同社が入居する延べ約1万5000㎡の高松コンストラクショングループ東京事務所ビル『TCGビル』など4件、近畿圏では延べ1万㎡の物流倉庫が一貫BIMの実現に向けたトライアルプロジェクトとして進行中だ。

 同社がBIMに取り組み始めたのは2010年。設計段階から導入を進め、16年には施工段階への導入フェーズに入り、4次元シミュレーションに挑むなど徐々に実績を積み、最近は現場自らがBIMの活用を要望するケースも増えてきた。森竹氏は「ここ1、2年で社内のBIMへの意識は高まりを見せている」と手応えを感じている。

◆すけるTONモデルで構造検証
 オートデスクのBIMソフト『Revit』を標準ソフトに位置付ける同社だが、生産性向上を突き詰める中で、補助ツールを効果的に活用する流れが広がり始めている。例えば構造部分の細かなおさまり納まり確認ではカルテックの鉄骨積算システム『すけるTON for Revit』が活躍している。

構造計算データをすけるTONで変換した上で、Rveitに引き継いだ3Dモデル


 設計・施工のプロジェクトでは現場から3次元モデル化の要望が増えているが、Revitでは仕口部分などの細かな部分の構造モデルが表現しにくいため、『すけるTON for Revit』を使ってモデルの精度を上げている。特に大阪建築本店ではS造建物の受注が多く、構造の納まり確認にすけるTONモデルの活用が広がっている。大阪建築本店設計部の大久保公靖氏は「意匠や設備へのつなぎ役として存在感を増している」と強調する。

 複雑な建物形状のごみ焼却施設プロジェクトでは、鉄骨荷重の検討や重機の配置シミュレーションにすけるTONモデルを活用したケースもある。神戸市内で現在施工中の神戸市総合児童センター移転整備工事ではすけるTONモデルで初期段階での構造の接合部などの詳細を視覚化している。BIM推進グループに所属する大阪建築本店工事部の打上尚美氏は「詳細度の高いモデル化が実現し、生産性向上につながっている」と説明する。

施工中の神戸市総合児童センター移転整備工事ではすけるTONモデルで構造接合部の詳細を視覚化した


 これまでは構造計算データをRevitで変換した場合、継ぎ手や仕口部分がうまく表現できないため、手作業で表現する手間があった。そこで構造計算データをすけるTONで変換した上で、Rveitに引き継ぐ流れに変えた。大久保氏は「ほとんどの仕口や継ぎ手が自動生成できるようになり、作業の効率化が実現している」と強調する。一貫BIM実現に向けた初弾トライアルプロジェクトであるTCGビル新築工事でも設計段階にすけるTONモデルを活用した。森竹氏は「構造検討を行う際のツールとしても効果を発揮している」と説明する。

 同社では、20年4月にBIM推進チームを発足したのを機に、社を挙げて本格的なBIM導入に舵を切った。首都圏のプロジェクトが先行しているが、打上氏は大阪建築本店も「BIM案件は常に動いている状態で、所長から導入を相談されるケースもある」という。ボトムアップ型でBIM導入を推し進める同社は現場での成果を積み上げながら、着実に階段を上り始めている。森竹氏は「最初の一歩はどうしても手間がかかるBIMだが、どうすれば効果的に活用できるかを一人ひとりが考え、それが組織の推進力になっている」と手応えを口にする。


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