【京都工繊大が総合優秀賞】JSCAのアイス棒タワーコンテスト | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【京都工繊大が総合優秀賞】JSCAのアイス棒タワーコンテスト

カテゴリーⅠ本選
準決勝の加振状況


 日本建築構造技術者協会(JSCA、常木康弘会長)は、構造アイデアコンペ「アイス棒タワーコンテスト」の本選会を開いた。総合優秀賞には、京都工芸繊維大学構造研究室チームが輝いた。

 常木会長は「コンペは、JSCA30周年を記念し、新しい発想を形として実現したいという技術者の要求に応えるイベントとして企画された。アイス棒で揺れに強いタワーをつくるこの企画では、強さだけでなく構造のセンスやデザインの感性が問われる。実際に設計する人から学生まで参加し、想像力を働かせながら同等に戦うことを期待する。イベントを通して構造の楽しさを体感し、構造を好きになってほしい」とあいさつした。

 本選会には、アイス棒以外の材料は使用不可のカテゴリーIに37チーム、アイス棒以外の材料も使用可能なカテゴリーIIに25チームが参加した。市販のアイス棒を使って作成した高さ1mのタワーに500グラムの重りを乗せて振動台で揺らし、長く揺れに耐えられる水平振動抵抗性能を競い合った。デザイン力と独創性も審査基準となった。

 総合優秀賞以外の結果は次のとおり。
 〈カテゴリーI〉
 ▽振動性能賞=チームデメニギス(九州大学)▽構造デザイン賞=摩擦接合チーム(大成建設)▽審査委員特別賞=NS Osaka(日建設計)

 〈カテゴリーII〉
 ▽振動性能賞=DigiLog Tower D(日本設計)▽構造デザイン賞=明治大学構造力学研究室B4 1班▽審査委員特別賞=ジャスト

 〈審査委員選賞〉
 ▽スマートディテール賞(細澤治選)=じゃすかChiba(JSCA千葉)▽エレガント賞(竹内徹選)=東京都市大学落合研究室▽復元力活用賞(原田真宏選)=Structural Designer’s Chicks(日建設計)▽スマートパッシブデザイン賞(金田充弘選)=明治大学大学院構造力学研究室▽食材構造デザイン賞(佐藤淳選)=Cooks(清水建設)▽木構造デザイン賞(山田憲明選)=サルタワー(東京大学大学院)
 ▽構造デザイン委員長賞=南大沢STICKS(東京都立大学)▽リベンジ賞=hayabe-lab M1(早稲田大学)。


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