【法人化30周年記念事業】JSCAがシンポジウム開催 新時代を迎える構造技術者の未来を探る | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【法人化30周年記念事業】JSCAがシンポジウム開催 新時代を迎える構造技術者の未来を探る

 日本建築構造技術者協会(JSCA、常木康弘会長)は17日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで、法人化30周年記念事業のシンポジウムを開いた。「平成から令和へ 新時代を迎える構造技術者の未来」をテーマに、未来の構造技術者のあるべき姿を探った。
 冒頭、JSCA法人化30周年記念事業特別委員会の横山一智委員長は、「30周年を迎えるに当たって2年前に特別委員会を設置し、メインテーマを『変革-建築構造の未来-』とした。このシンポジウムが記念事業のクロージングイベントになる。あらゆる産業にAI(人工知能)、ディープラーニングが革命的な変化をもたらしている。シンポジウムが建築構造の未来をともに考える機会となることを願っている」とあいさつした。
 引き続き、「第4次産業革命による社会の変革-新時代を生き抜く知識と視点-」と題し、サイエンス作家の竹内薫氏が基調講演した。
 竹内氏はAI、ロボット技術の発展による将来的な「デジタル失業時代」などについて解説。第4次産業革命ではパターン化された仕事はAI、ロボットにとって代わられるが、人間にしかできないクリエーティブな部分が必要な仕事は必ず残ると説明した。
 講演後は金田充弘氏(ARUP・東京芸術大学)をコーディネーターに、九嶋壮一郎氏(竹中工務店)、井口圭一氏(HEROZ)、後藤一真氏(ARUP)、斎藤公男日大名誉教授が「AI・デジタルデザインが拓く構造技術の未来」をテーマに討論した。

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