
洪水時最高水位に到達した際の貯水状況
北海道開発局札幌開発建設部は、11月11日から試験湛水を始めた新桂川ダムの貯水位が、15日午前6時に洪水時最高水位である標高196.8mに到達したと発表した。現在のところ異常は確認されておらず、今後、水位を終了水位である標高187mまで下降させ、安全性を確認しながら2024年3月までに試験湛水を完了する予定だ。
同ダムは、直轄ダムとして初の「同軸かさ上げ」を採用した。石狩川水系幾春別川に1957年に完成した桂沢ダムの堤体を1.2倍の75.5mにかさ上げし、総貯水容量を1.6倍の1億4730m3とする再開発ダムとなる。