
開発用地の外観
大和ハウス工業は20日、熊本県益城町で工業団地「DPI(ディープロジェクトインダストリー)シリコンヒルズ熊本」の開発工事に着手したと発表した。総事業費は約110億円。造成工事はガイアート、建物の設計施工は大和ハウス工業が担当する。2024年5月の造成完了、同年夏以降の建物本体着工、27年冬の全施設竣工を予定している。
事業対象地は益城町大字小谷2083-7ほか。敷地面積約7万9000㎡(販売面積約7万4000㎡)。容積率200%、建ぺい率60%。TSMC(台湾積体電路製造)をはじめとする半導体関連企業が集積するエリアに近接し、合志市と菊陽町にまたがる「セミコンテクノパーク」から約10㎞、九州自動車道「益城熊本空港IC」から約8㎞、阿蘇くまもと空港から2.5㎞の位置にある。
約8200㎡から1万7000㎡の6区画に分割する予定で、機械や食品の製造工場のほか、研究施設や倉庫など、企業の事業展開に沿ったエリア拠点の新設が可能となる。事業用建物の建築請負契約を締結することを条件に8月から土地を販売している。