4月7日まで参加受付/市統合病院設計者選定CM/青森県立中央病院 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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4月7日まで参加受付/市統合病院設計者選定CM/青森県立中央病院

 青森県立中央病院は3月31日、青森市との共同経営・統合新病院整備事業の基本設計者選定に向けて、CM(コンストラクション・マネジメント)業務の公募型プロポーザルを公告した。参加資格は病床数400床以上の病院の新築のCM業務実績などで、申請は7日まで受け付ける。提案書の提出期限は17日。23日にヒアリング審査して最優秀提案者を特定する。提案上限額は5440万円(税別)。履行期限は2026年10月30日。
 基本設計業務は、6月にも公募型プロポーザルを公告する予定だ。10月に基本設計に着手し、28年3月に実施設計をまとめる。同年4月の着工、32年4月の開院を目指している。
 CM業務の内容は、マスタースケジュールの作成や設計プロポーザル資料の作成、基本設計のマネジメント、実施設計以降の発注方式の検討・助言など。県がCM業務を採用するのは、今回が初めて。
 3月31日に策定した基本計画によると、実施設計以降の事業方式は、ECI(施工予定技術者事前協議)やDB(実施設計・施工一括)、PFI方式などを検討する。
 概算事業費は、本体工事が648億-729億円、付帯施設は59億円、設計・監理費は18億円など。
 診療科は39科、ベッド数は一般751床、感染症6床を見込む。規模は病院棟(免震構造)が9階建て程度延べ約7万2600㎡、渡り廊下で結ぶ緊急医療施設(免震または耐震構造)は2階建て程度延べ約1000㎡、立体駐車場は来院用が4階建て程度延べ約1万5600㎡、職員用は6階建て程度延べ約2万3400㎡など。職員用立体駐車場の屋上にヘリポート・格納庫を設置し、病院棟と渡り廊下で結ぶ。
 基本構想・計画はシステム環境研究所、アドバイザリーは佐藤総合計画が担当した。
 建設地は、同市浜田地域にある県営スケート場と浜田中央公園、盛運輸サンドーム(青森市屋内グラウンド)を合わせた敷地約8.8ha。