高校建替えで設計者選定/久我山は基本計画策定/国学院大 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

関東・甲信越

高校建替えで設計者選定/久我山は基本計画策定/国学院大

 国学院大学は、計画中の国学院高校(東京都渋谷区)の校舎建て替えに向け、2025年度予算に基本設計料を盛り込んだ。既に校舎新築プロポーザルのための選定委員リストアップを終えており、基本設計者の選定手続きを進める。2026年度には着工する予定だ。久我山中学・高等学校では、キャンパスマスタープランの策定に取り組む。 同大学は、22年度に策定した「中期5カ年計画」で、国学院高校の校舎建替計画を盛り込んだ。23年度は高層化を検討し、24年度は専門家のコンサルティングを実施した。防災と環境に配慮した新校舎とし、地域社会への貢献とSDGs(持続可能な開発計画)達成に取り組む。
 国学院高校は、明治神宮野球場の西側に当たる国立競技場に近い神宮前2-2-3に位置し、校舎のほか、総合体育館や講堂などが立地している。
 久我山中学・高等学校(杉並区)のマスタープランは、26年度には策定する予定。これまでに教育環境維持整備を目的とした長期修繕計画を立案済みとなっている。25年度事業計画では、キャンパスマスタープランで抽出した意見を具体化し、杉並区と法規制緩和の交渉を進める見通し。創立100周年に向けた財源確保へ、第2号基本金への組み入れも予定している。