横須賀市/秋谷老人福祉Cを改修/複合施設『SOIL Akiya』 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

関東・甲信越

横須賀市/秋谷老人福祉Cを改修/複合施設『SOIL Akiya』

外観イメージ
上地市長(左)と岡社長
 神奈川県横須賀市は、2024年度末に廃止した秋谷老人福祉センター(秋谷3-6-25)を、宿泊施設、銭湯、カフェなどからなる複合施設にリノベーションすると発表した。4月10日、同センター跡地利活用の公募型プロポーザルで選定したホテル企画運営会社のStaple(広島県尾道市、岡雄大代表取締役)と確認書を取り交わした。上地克明横須賀市長は、「この場所が、市内・市外のあらゆる世代の人を引きつけ、横須賀西海岸の魅力をこれまで以上に強く発信する施設に生まれ変わることを確信している」と力を込めた。26年秋のオープンを目指す。
 築後50年が経過したRC造3階建て延べ601㎡の既存建物に耐震補強を施した上で改装する。敷地内には地域活動スペースを備える公益施設も新築する。同センターの一部機能を受け継ぐ施設で、規模は木造平屋建て約60-100㎡を想定する。
 複合施設の名称は『SOIL Akiya』。1階が銭湯、カフェ、グローサリーなど日常使いのできる施設、2-3階には全11室の客室とサウナを配置する。
 複合施設のリニューアル費は5-8億円を想定する。公益施設の設置費用は、市が5700万円(税込み)を上限に負担することになっている。プロポーザルには4者が参加した。