
先日、久しぶりに『人生ゲーム』に興じる機会があった。ゲームと言っても、まちを盤面、店をマスに見立てて、ルーレットの出目に応じた店を巡る、体験型のリアルな人生ゲームである◆この「まちあそび人生ゲーム」は商店街の活性化イベントとして島根県出雲市に端を発し、全国的に広がりを見せている◆実際に参加してみると、住み慣れたまちでも入ったことのない店や学校に出会い、新たな視点でまちを眺めることができた。駅前を走る大通りには消防や警察などの子ども向け体験コーナーも並び、活況を呈していた。「ここに建設業も並べたら…」と思わず想像した◆イベントには、まちと人、店と人などとの新たな出会いを創造する狙いがあるそうだ。未来の担い手確保に向けて、人と産業との出会いにも期待したい。